6歳にプログラミングを教えて失敗した話
microbitをなんとか有効的に使いたい & 前からプログラミング教育に興味があったので、隣家の家族に協力してもらい、男の子(6歳)にプログラミングをマンツーマンで教えてみた。
使ったもの
生徒(1人)
- 隣人の6歳男子
- ゲーム大好き
- プログラミングに興味があるかは不明(多分ない)
- 母親はプログラミング教育にかなり興味あり
授業について
- 授業会場は筆者の家のリビング
- 授業時間は30分
- microbitサイトのビジュアルプログラミングで動作を組み立てるやり方
- 筆者の家なので妻と娘(1歳)がリビングで自由にしてる
- 生徒の親は不参加
やったこと
- プログラムとはなにか?を軽く説明
- Microbitで起動時にLEDで好きなマークを表示
- microbitのAボタン押下でLEDにお化けを表示(if的な処理)
- microbitのBボタン押下でLEDにウンチを表示(if的な処理)
結果
- 「ゲームはプログラムで作られている」と説明すると「え?ほんと?」と興味を示す
- 最初にmicrobitでLEDを表示させた後、飽きたのか席から逃亡して娘のオモチャで遊び始める
- なんとか席に戻してもすぐ、逃亡して授業がなかなか進まなかった
- なんとか授業は完遂したがプログラミングとは何か的なことは10%も伝わってない
- 俺「なんとか終わったね、お疲れ様!」 男の子「そんな事より外で遊ぼうよー」
反省点
マウスが操作できる前提だった
- まずこれが間違い
- マウスに慣れてない子だった
- クリックが狙ったところにできず苦労していた
- 今時の若い子はPCを使えると思ったが、時代はスマフォが主流らしい
microbitに興味を示さなかった
- 6歳の男の子なら光る機械に興味を持つだろうと思ったが、これが間違い
- LEDを1回表示させたら飽きた
- Scratchのようにキャラクターを動かすやり方の方がいい
- microbitを使うならもう少し年齢が上じゃないとダメ
授業机にコタツはNG
- コタツだと簡単に立ち上がって席から離脱できてしまう
- 机+椅子で多少逃げにくくすべき
授業部屋はテレビがON & オモチャがあってはならない
- 娘がテレビを見ていたので男の子もついつい見てしまう
- 娘のオモチャが気になってPC画面を見てくれない
- むしろ授業PCよりもテレビとオモチャを多く見ていた
- 授業するなら誘惑するモノを同じ部屋に置いてはならない(当たり前)
男の子の母には成果物としてmicrobitの完成物を見せ、「え?これを作ったんですか?」的な驚きコメントを頂いた。
が、結果としてプログラミング学習できたかは怪しく、「子供にモノを教えて静かに聞いてもらえるって難しいですね」と伝えると笑ってくれた。
今回の失敗で得たもの
環境作りは超大事!
- 家でやるならPC以外に何もない部屋を用意しなければならない
絵で説明すること
- 口だけで説明しても男の子は全くイメージできてなかった
- 下手な絵でもいいから紙にでも書いて説明するべき
年齢に合わせた学習方法を選ぶこと
- 光るデバイスに飛びつくのは少数派らしい
- 子供が興味をもつキャラクターものにするべき
次回に盛り込みたいこと
- 生徒数を複数にしたい(競争させて集中させよう作戦)
- ラズパイ3でScratchでの授業を試したい
- microbitを使うなら音を出す授業にしたい(音が出せるの?と興味を持っていた)
- デバイスを使わずCode Monkeyのようなサイトでの授業もやってみたい